椎間板ヘルニアは突然やってくる

私、以前から腰痛に悩まされていました。きっかけは十数年前、街中で漢方仲間と夕食を共にして浜松駅へ送っていく途中でした。鮮明に覚えていますが、ヤマハビル東側の通りを挟んだところでした。「電車の時間がない」と言われ、小走りになりました。3センチぐらいの段差でしょうか、右足を「バタン」と少し踏み外してから異変が起こりました。その日は腰が痛いながらも普通に家まで帰ったのですが、翌日には今までなかった痛みが走り、「まずはレントゲン」と思い、近くの整形外科へ受診しました。その時の診断はなかったと思いますが、ドクターがレントゲン写真を見て一言、「この形は将来坐骨神経痛になるから気をつけて」と言われました。

私は柔道歴があり、腰だけは自信があったのですが、こんなことを宣言されてしまいました。その後はリハビリ室へ回され、電気をかけてシップをもらい出てきました。もうすぐ漢方仲間とのゴルフが待っていることを思い出し、「もっと早く治さなければ」と思い、母の行きつけの接骨院へ行き、2回ほどの受診で回復しました。カイロプラクティックは初体験でしたが、早く回復しますね。年に数回のゴルフも参加でき、その頃には腰痛のことなど忘れていました。

しかし、様々なことをきっかけに年に数回腰痛を起こし、接骨院へ通う頻度が上がってきました。ほとんど1回の施術で治っていたのでそこに甘えていたことに気が付きました。

これはいかん!と思い、情報を集めて、腰痛改善の筋トレをはじめました。それから10カ月間、時々おかしい時はありましたが、接骨院へは行かずに済んでいました。

そして今年の9月、日曜日に床屋へ出かけた後から急に腰の痛みが気になり、無理してららぽーとに出かけると、しんどくなって早めに退散してきました。

そしてその夜、起き上がったら腰の痛みと共に力が抜けて、壁に両手をついて踏ん張っていました。「いつもと違う痛み」これだけはしっかり分かりました。翌日の予定はすべてキャンセルして、まずは接骨院へと車を走らせました。先生の一言「今回は厄介だね」…とうとう来たかと思った瞬間です。おそらく椎間板ヘルニアを起こしました。そこで脳裏に浮かんだのは「坐骨神経痛になるから気をつけて」というドクターの一言でした。

つづく