寒くなると便秘する

寒さが気になる晩秋から冬にかけて、「寒くなると便秘する」と言われる方がいます。これは空気の乾燥と内臓の冷えから起こることが多いように感じます。

漢方の世界では「陰陽五行学説」というものがあり、古代人が生活の中で自然現象を長期にわたって観察し、宇宙間のすべての変化を説き明かす独得な思考システムです。

この中に木火土金水があり、金に肺が属します。そして肺と表裏の関係の腑が大腸です。このことから五臓の蓋と言われる肺に乾燥した冷たい空気が入り、その影響が表である大腸へ影響して運動機能が緩慢になり、乾燥して便が硬くなることが想像できます。

そんな時には、効能に「冷え症」「胃腸虚弱」などが書かれ、内臓を元気にしてくれる麦味参顆粒がお勧めです。下剤になる生薬は入っておりませんので、漢方で内臓が元気になってくると自然と代謝が高まるという具合です。人にもよりますがしばらく継続が必要になります。割高にはなりますが、3日分からお客様のご要望でお出しできますのでお気軽にご相談ください。※便秘の原因はいくつかあります。この状態ばかりではないので他の処方もご用意しております。