食べ過ぎ・飲み過ぎ

1/5から初営業をし、ありがたいことにお客様に来ていただけました。ご挨拶を終え、「お変わりないですか」とお聞きすると、「実家から帰ってきてから、調子が悪いんです」、「3日間漢方が切れていて、今日はどうしようもないので急いできました」、「年末から調子がずっと悪く、近くにある実家に帰る時でも乗り物酔いをした」など、不調が様々あったようでした。

ちょっと意地悪だったかもしれませんが、みなさんに「きっかけは何だったと思います?」と質問すると、「いつもと違ったものを食べたから」「食べて動かなかったから」「色々出てきてつい食べ過ぎた」など一様に食べ過ぎを強調していました。

食べ過ぎはあまり良いことがありません。もちろん個人差があるので消化力の強い方には問題は起きないでしょうが、普通より弱めな方はとても体力を落とすことになります。近年の研究では、極端な食べ過ぎをすることで、活性酸素が多く発生することが分かっています。それも喫煙、ストレスを抜いてダントツの数字です。

言うまでもありませんが、活性酸素は日々、私たちの体の中で免疫を助けて、癌細胞の増殖を防いでくれます。適度ならば味方ですが、食べ過ぎの時のように多量に発生すると、正常な細胞まで攻撃します。簡単に言うと体をサビさせてしまいます。

当店では12月に入ると、「これからイベントが続きます、飲食には気を付けてください」と嫌われない程度に注意し喚起しています。(※もちろん体質改善が急務な方には、強くお伝えします。)どなたも同じだと思いますがクリスマスにはケーキ、年末には豪華な食事、年始にはお雑煮など、普段あまり口にしない物が用意されると目が欲しがります。これは仕方のない事だと思います。ただ最終的にお客様がつらい思いをすることになるので、心を鬼にしてお伝えしています。長く来ていただいているお客様には本当に言いにくいのですが、自分が言わなければ誰が止める…といつも自分自身に言い聞かせています。

食べ過ぎた時には七草粥ですが、食べられている方はほとんどいないと思います。薬草の香りと苦みが強いので好まない方が多いと思います。そんな時には漢方の消化剤や解毒薬が良いことがあります。是非、ご相談ください。