本物の桂枝茯苓丸

これは『金匱要略』の「婦人妊娠病脈證幷治第二十」に出てくる桂枝茯苓丸です。一般にはツムラやクラシエその他のメーカーでも顆粒で出来ている桂枝茯苓丸料エキスが製造されています。

ウチダ和漢薬や杉原達二商店他は原典通りに黒くて丸い丸薬を製造していますが、この大晃生薬のつくる桂枝茯苓丸は臭いを嗅げばフワッと桂皮(ニッキ)の香りがし、噛めば簡単につぶれて蜜の甘さが舌に絡みつきます。

効能には、生理痛や生理不順、頭痛、しもやけ、しみなどが書かれているが、これはすべて「瘀血」が原因で起こっている症状です。この「瘀血」はしこりが関わる為、子宮筋腫などにも他の漢方薬と合わせて勧めることが多いです。

顆粒で効き目が見られなかった場合には、この蜜で練った丸薬をお試しください。

※体質によっては漢方薬自体が変わり、桂枝茯苓丸だけでは弱い場合には他の処方と合わせて服用します。