ある日の朝食

明けましておめでとうございます 本年もどうぞよろしくお願いいたします

2022年はオミクロンが話題の中心になるのでしょうか。もうそろそろ止めてもらいたいところですが、皆様には感染対策を徹底し、当店の漢方薬で健康維持に努めていただきたいと思います。

今回は朝食をアップしてみました。我が家の朝食は基本的に和食です。母が煮干しで出汁をとり、森町の味噌を使って味噌汁を作ってくれます。おかずは夕食で使った材料の皮や葉っぱの部分を細かく刻んで味付けしたものです。これは妻が担当し、緑の葉は”よごし”と呼ばれる富山の郷土料理だそうです。「野菜を味噌でよごす」ことが名の由来とどこかに書いてありました。オカラは三才豆腐さんから頂いたので一緒に作ったそうです。そしてたまり醤油でつけた大根と買ってきたタラコです。(他は夕食の残りと豆乳)

私は健康指導をする立場なので、お客様へお伝えすることは大概実践しています。早寝早起き、軽い運動、食事はもちろん好きなお酒もほどほどにし、間食はほぼしません。これだけの事をしていれば起こるはずのないことが近年起こってしまいました。

それは「湿熱」の蓄積です。この病邪から派生する病は数多あり、私の場合生活習慣病や皮膚病などがでました。

「湿熱」は次の事で溜まると言われています。生活リズムの乱れ、濃い味、辛い物、脂っこい物の多量摂取です。これらからすると私には溜まる要素はありません。何故なのでしょう。

私の体質は昔から「脾胃」が弱く、よくお腹を壊していました。外出時にはトイレがないと不安になるほどです。これを「脾虚̪湿盛」の状態と言います。ここからは持論が入りますが、長く持ち続けた「湿邪」は体内で熱化し「湿熱」が形成されると考えます。清く流れる水流ならば良いですが、池や水たまりなど流れのない水はボウフラがわくようにフレッシュではなくなります。

私は昔から早食い、大食いでした。だからと言って「脾胃」が強いわけではないのです。消化力がさほどないのに飲食を胃袋に詰め込めば疲労するのは当たり前です。少しずつ「脾胃」が弱り、飲食の老廃物である「湿邪」が溜まり、流れが止まることで熱を帯びて「湿熱」が形成されるのです。

今回は年末から「疏風解毒、瀉熱通便」の剤を服用していますが、よく排尿します。数日後には排便が多くなり、明け方に水瀉性の下痢にみまわれました。やはり「脾気虚」がありますので「益気健脾」の剤と合わせて服用すると腹痛を伴う下痢はなくなりました。

このまま堆積した毒を排除し、心身ともに健康を目指したいと思います。