耳鳴り

休日に小太郎漢方製薬主催の勉強会がZOOMで行われました。今回は「耳鳴り」、関東?の薬局の先生だと思いますが、中野先生が講師です。「痹証」に続き、二回目になります。受講させて頂き、我々の本音を飾らずに言ってくれるので、つい聞いてしまいます。

さて、この耳鳴りは難治です。もちろん、当店でも耳鳴り消失した、気にならなくなったという方はおりましたが、これって結構、入り口が問題だと思っています。

持論ですが、「難治な病は全体を診ろ」です。

日常の流れとして、当店の「耳鳴り」のぼり、HPなどを見て、ふらっと寄って頂き「耳鳴りになんか良いのある?」と言われます。

このパターンは、芳しくないです。

しかし、違う病気から漢方相談に入り、「あ、そうだ耳鳴りもある」と付け加えられた時には、治癒率がかなり向上します。

この違いは何でしょう? それは、体の局部か、全体かの違いです。

今回の中野先生は、「耳鳴り」を局所で診ていくことを提唱していましたが、私は全体を弁証して全身の体質改善を図って治していくことが得意です。時間はかかるかもしれませんが、再発率なども抑えられるのではと考えています。もちろん、局所からやっていく場合もあるので、ケースバイケースと考えてください。