運気論

昨年の11月、救心製薬主催のスキルアップセミナー「2024年運気」をZOOMで受講しました。今年は「土運太過」(甲辰)になり、陰陽五行説に当てはめると、「脾胃(消化器)」が強くなり、「腎」が相克により減弱すると言われています。

日本人は基本的に消化器が弱い方が多いので、「土運太過」最高!なのですが、その分「水」をつかさどる「腎」の働きが弱められ、手足のしびれや痛みや浮腫み、下痢やめまい、頭痛が生じやすくなります。ここまでは漢方でよく出てくるお話なのですが、これが地球上にまで話が広がるのが運気論です。

「土」は湿気をおびるので、雨が多くなり夏はその影響で冷夏になる、「土」をマグマとして捉えれば、地中にエネルギーがたまり地震や火山噴火が起こる、運気論ではこんな解釈ができます。

私達も被災しましたが、元旦には能登半島大震災が起き、年明け早々に「めまい」「頭痛」の新規のご相談が続きました。浮腫みのご相談はあまり聞かなかったのですが、同居する母のひざ下がパンパンとなり、病院へ行こうか迷っていました。

昨年の運気論は見事にハズレたそうですが、今年は当たっていて少し怖い気がします。

当たるかどうか分かりませんが、3~4月は「客気(気候)」が「陽明」で急激な気温低下から体内の「気」が乱れて自律神経のバランスを崩しやすいと言われています。

昔から各地で行われる祭りは、神々を祀る神事ではありますが、喧騒から離れ楽しく体を動かして体内の流れを良くすることで、「邪気」を払う意味もあります。多くは季節の移行期に行われていることからも分かると思います。祭りがなくても日頃から軽い運動やストレッチは、気候変動に対処するための良い対策です。晴れた日には積極的に体を動かしましょう。