病院では

無月経と排卵障害

「原発性無月経」

無月経は満18歳になっても初潮がおこらない。

「続発性無月経」

生理周期ができてから、3カ月以上生理がない。

主に「続発性無月経」と排卵障害に的が絞られます。

◎WHOの分類

グループ1:エストロゲンがつくられず、FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)の分泌が少なく、PRL(プロラクチン)は正常で視床下部・下垂体機能不全が起こる。

グループ2:エストロゲンはつくられていて、FSH、LHの分泌は正常だが、視床下部・下垂体機能は低下している。

グループ3:FSHの値が高い。(性腺不全)

診断

① 生理がないので問診で妊娠を否定する。

② 子宮、卵巣、性器を評価し、乳汁が出ていないか確認

③ 子宮、卵巣の状態を超音波で検査

④ 血液検査にてホルモン基礎値(E2、FSH,LH)、PRL、甲状腺機能を測定する。

現代の治療

◎子供を望んでない場合

① ホルムストルム療法:エストロゲンが分泌されているのに無月経となる、グループ2に対応します。

② クロミフェンテスト:グループ2の排卵障害の診断的意味合いで行います。これで排卵すれば比較的軽度と考えます。

③ カウフマン療法:グループ1、グループ3の排卵障害に対応します。

◎子供を望む場合

① クロミッド療法:グループ2に対して70%以上の確率で奏功します。グループ1では10%程度の効果です。(6周期をめど)

② エストロゲン補充療法:グループ3に対して行います。FSHの低下を誘導して、排卵を促します。

③ ゴナドトロピン療法:グループ1、グループ2のクロミフェンが無効な場合に対応します。

当店のお客様はカウフマン療法を経てご来店される方が多く、ホルモン補充でなく自然に排卵することを望まれております。

参考(「今日の治療指針 2023 私はこう治療している」総編集:福井次矢、高木誠、小室一成)